放課後はキミのおもちゃ

 

苦学生である小山と大病院の御曹司である崎原。
金に困っていた小山に、崎原はルームシェアを持ちかけ一緒に暮らす事になるお話。
崎原は真面目くんを地で行くようなメガネキャラで、小山は男女ともにモテるイケメンキャラ。
意外だったのは崎原の方が受けっぽかったのですが、読んでみたら物凄いドSな攻めだった事です。
自分のPCを壊したからと小山に言う事をきかせようとする所はかなりあくどいです。
小山の誰からでも愛されるキャラクター像がとても好印象でした。
スマートな恋愛をしそうなのに実際の崎原は必要以上の事を言わないで事態がややこしくなったり、
小山は素直になれないで意地を張っているからか気持ちが伝わらなくて。
幼なじみを夜這いするようにはいかないようです。
そんな2人の些細な頑なさが少しずつすれ違いになっていってとても切ないです。
自分は貧乏で崎原は御曹司と言う立場の違いに悩んでしまう小山がとても悲しくて、
けれどそれでも小山と居たいという崎原の想いに胸を撃たれ感動で涙が出ました。
本人には見えない所で、お互いに想いやって自分を犠牲にする場面は何度読んでも切なくなります。
高校生という立場なりに進路に悩んだり、自分を見つめ直したりするストーリーもリアルで等身大の彼らが表現されていると思います。
普段は余裕綽々のに小山を抱く時は余裕がない崎原がかっこよくて、終盤でメガネをはずすシーンがありますがそこがドキドキするほど更にかっこよかったです。