間宮書店の秘めごと

 

間宮書店でアルバイトとして働く太郎は本が大好きな大学生。
だが新人アルバイトの草太が入ってきてからというもの、真っ直ぐすぎる好意に振り回されっぱなしというちょっとのほほんとしたラブコメディなお話です。
太郎は絵に描いたような真面目くんで、草太はこれまた絵に描いたようなチャラ男っぷり。
お年玉でお姉ちゃんを買ってみたのタクヤのような存在です。
草太から受けるスキンシップを最初は拒んでいたものの、少しずつ気持ちが草太に傾いていく太郎の想いがとても可愛らしくて読んでいて楽しかったです。
草太の友人に心ない言葉をかけられて傷ついてしまった太郎は草太に八つ当たりをしてしまうけれど、
その背景を知っていた草太が何も言わず受け入れた場面では草太の感情にも共感して切なくなりました。
好きだという草太の気持ちが不器用だけど本気だと知って歩み寄ってくる太郎に、草太の喜びの弾けようが半端無くて、そこが面白い所です。
ちなみにタクヤのお姉ちゃんの晶も「歩み寄り」があるのですが、この点も同じですね。
好きな人と想いが通じ合ったという事実が本当に嬉しいんだなと、攻めである草太が段々可愛くてたまらなくなってきました。
太郎へ尻尾を振り続ける草太の可愛いワンコっぷりがとても魅力的な作品だと思います。
間宮書店で繰り広げられる恋愛模様が他短編として入っていますが、どれも不器用で、でも真っ直ぐな恋愛で、
一冊で色々なシチュエーションのお話が楽しめます。
笑いあり、涙ありなBLが読みたい方には是非お勧めしたい作品です。
お年玉でお姉ちゃんを買ってみたもおすすめできる作品です。